イタリア語検定2級への道
3回落ちて、2006年・4回目にとうとう取得できた イタリア語検定2級。 2007年秋イタリア語学校の奨学生として、会社の休みをもらい、ミラノに1ヶ月留学。 その後、ちょっとした燃えつき症候群になるものの、仕事に使うなら英語も必要ということで、 しばしTOEICの勉強をしていました。 2009年3月に受けた結果は、780点。 残念ながら目標の800点に届かず。 TOEICのおかげか否かは不明なものの、2009年念願の正社員で働き始め、語学とは遠ざかるばかりの毎日。 イタリア語への情熱が再び燃え上がる火はくるのか!?
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これからしばらく、個人レッスンはOdissea(Omero著)を取り上げる予定です。parafrasiを載せる前に、ギリシャ神話の慣用句について取り上げます。
このお話は、トロイ戦争後イタカの王ウリッセが祖国に帰るまでの旅を中心に構成されています。イタリア人にはとても馴染みのある話なので、会話の中にそれにちなんだ慣用表現があります。
今回取り上げられ教えてもらった幾つかを紹介します。
il tallone di Achille アキレスのかかと⇒アキレスは人間と神のハーフで、無敵だった。けれど唯一の弱点(かかと)を攻撃されることで死んだことから、「弱点」を指して使われる。
il cavallo di Troia トロイの木馬、⇒これは辞書には載っていなかったので、イタ語ヤフーで検索しました。かなわない敵を蹴散らすためのずるい戦略のことを言う。和訳でいくと、「目的のためなら手段を選ばない」ことかな?自信がないので、うまく説明できる方、コメントお願いします。
essere Odissea オディッセアになる。⇒トロイ戦争後、ウリッセがなかなか祖国(目的地)にたどり着けなかったことから、スト(sciopero)などで、いろんな手段で回り道して時間が掛かったときに言い訳として使われる。
イタリアでは頻繁に使われそうだ(笑)ちなみに、うちの会社にも朝これを言い訳にする人がいます。日本じゃちょっと無理あるよな。
essere come la tela di Penelope ペネロペの織物のようである。⇒ウリッセが戦争で不在の間に、イタカ(ウリッセの国)の王座を狙った近隣諸国の王子立ちがこぞって、妻ペネロペに求婚した。その際、ペネロペは義父(ウリッセの父)のための織物を作り終えたらしても良いと言う。しかし昼間織った布は、毎晩ほどかれていたので、いつまでたっても出来あがらない。
そのことから,「いつまでも終わりそうもない仕事のこと」を意味します。
こうして、慣用表現が根付いていることからも、ギリシャ神話がいかにイタリア人に身近なものであるかを知ることが出来ますね。
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プロフィール
HN:
Camminina
性別:
女性
職業:
OL
趣味:
イタリア語
自己紹介:
埼玉県在住。4度目の挑戦にして2006年12月、晴れてイタリア語検定2級に合格。
2007年2月、イタリアでの4週間授業料免除の奨学生に志願・通過!
10年目にしてやっと実り始めたイタリア語ライフ。
その後、TOEIC受験を経て貿易関連の会社に転職。
語学から、少し離れた生活を送っています。
好きなもの:たくさん
嫌いなもの:パイナップル、魚の目
興味津々なもの:建築、英語、スピリチュアル
2007年2月、イタリアでの4週間授業料免除の奨学生に志願・通過!
10年目にしてやっと実り始めたイタリア語ライフ。
その後、TOEIC受験を経て貿易関連の会社に転職。
語学から、少し離れた生活を送っています。
好きなもの:たくさん
嫌いなもの:パイナップル、魚の目
興味津々なもの:建築、英語、スピリチュアル
Troia
il cavallo di Troiaの意味は、卑怯とかそういう感じなんでしょうか。troiataという言葉もあるみたいですが、あれを卑劣という発想はちょっと意外でした。
文化に根付く
つまり,悪知恵やずるさが全面に出ている印象です。和訳のオディッセイアを読むだけでは、彼らのウリッセに対する気持ちは理解できなかったので、イタリア人から学べてかなり興味深い視点が垣間見えますよ。
E' odissea!
今日イタリア人の友人とのお喋り中、乗るはずの飛行機がキャンセルになって予定通りに帰れなかったっていう話題になったのだけど、「essere odissea」のフレーズがでてきて思わずにんまりしてしまいました。本当に使われる頻度が高いのかも。
ホントなんですね
ホントにんまりですね♪
本当に使われていんだ~!
実際に会話の中で使われているのは聞いたことない or 理解していなかったので、聞いてみたいです。